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コラム

ホームページ制作で失敗しないための 「集患に強い制作会社」 チェックリスト10

クリニックの開院準備の中で、ホームページ制作の判断は非常に重要です。サイトは単なる情報掲載の場所ではなく、24時間稼働し続ける「集患の窓口」として機能し、信頼を築くための中心的なツールだからです。ここでは、制作会社を選ぶ際に必ず押さえておきたいポイントを、専門的な視点から整理しました。

1. 「安さ」と「スピード」だけで選ぶと失敗しやすい

ホームページは“電子パンフレット”ではなく、集患と信頼形成を担う戦略的なツールです。そのため、制作費用はコストではなく、開院後の集患を確実にするための「初期投資」と考える必要があります。

格安制作会社では、独自CMSによるロックインや、納品後の修正費用が高額になるケースも少なくありません。短期的な価格よりも、長期運用の自由度とコストを重視することが大切です。

2. 集患力を見抜くための4つの質問

制作会社が医療マーケティングを理解しているかは、次の質問で判断できます。

質問①:医療広告ガイドラインを最新の状態で把握しているか
法規制を守りつつ、どこまで訴求できるかを理解している会社は意外と多くありません。

質問②:競合のWeb集患戦略を踏まえた提案ができるか
地域性、患者層、競合状況を分析した上で、筋の通った提案を出せるかを見てください。

質問③:Googleビジネスプロフィール(GBP)と連携した集患設計が可能か
ホームページ単体では集患に限界があります。GBP連携は来院率を大きく左右します。

質問④:納品後の効果測定や改善提案の仕組みがあるか
KPI設定やPDCAが回る体制があるかどうかで、開院後の集患スピードが変わります。

3. 制作・運用体制の「継続性」チェック

開院後は、診療科目を増やす、予約システムを導入するなど、サイトの変更は必ず発生します。制作会社の体制が脆弱だと、更新が滞り、集患にも影響します。
確認すべきポイントは次の通りです。 デザイン・システムの拡張性 将来的な変更や追加に柔軟に対応できるCMSかどうか。 緊急時の対応スピード サーバーダウンや障害時の対応時間と窓口が明確か。 制作実績の専門性と多様性 貴院の診療科目に近い制作実績があるかどうかを必ず確認してください。

4. 契約前に確認したい「費用の透明性」と「権利」

トラブルが起きやすいのが、費用と権利の部分です。

著作権とデータの権利 デザイン、ソースコード、サーバーデータが誰の所有になるのかを事前に確認。

見積もりの項目別内訳 「一式」のみでは不透明です。工数や単価が明確かどうかを見てください。

初期費用に含まれない項目 ライティング、撮影、サーバー保守など、別途費用が発生する可能性をチェックしましょう。

まとめ

開院前は時間も限られているため、制作会社の選定は難しく感じるかもしれません。しかし、この判断は集患の成否だけでなく、開院後の経営安定にも直結します。本チェックリストを参考にして、「価格の安さ」ではなく、集患にどこまでコミットしてくれるか、医療領域の専門性があるか、という基準で選ぶことをおすすめします。

弊社では、開院後の成功まで見据えた戦略設計と継続的な運用サポートをご提供しています。長く信頼できる制作パートナーを探している場合は、ぜひご相談ください。